パソコンのようにハードウェアのアーキテクチャが基本的に同じで、共通Biosのようなレイヤーもしっかりとあるものと比べ、スマートフォンの場合は、それぞれのハードウェアも大きく異なっているし、共通Biosのようなものも存在しない。それに加え、差別化の難しいAndroid端末の場合、ぎりぎりまでにコストを削る必要もあり、それも「バージョンアップとともに大きくなる」OSのアップグレードを難しくしている。
理由は何であれ、こういう状況はユーザーにとってはとんだ迷惑だし、アプリケーションを作るソフトウェア・ベンダーにとっては悩みのタネだ。こんな状況を見ると「まだまだAndroidに手を出す必要はないな」というのがアプリケーション開発者としての正直な感想だ。
しかし、こう考えてみると、MicrosoftとIntelが作り出した「Windowsパソコン」というプラットフォーム・ビジネスの成功が実はものすごく例外的なものだったんではないかとつくづく思えて来る。デバイス上のプラットフォームの標準化という試みは、Windows以外にも、MSX、Windows CE、3DO、OS/2、J2ME/MIDP、BREW、Symbiam、などさまざまなものが試みられて来たが、Windowsほどの互換性の高さとビジネス規模を達成した例は他にない。今の状況を見る限り、AndroidはWindowsよりはJ2ME/MIDPと同じ道を歩いている様に思える。
Life is beautiful: Androidのアップグレード問題に関してひとこと (via jun26)
問題ない。 Android のアップグレードは Windows のメインバージョンアップと同じ。無理に対応する必要はない。組み込み分野において同一ハードでソフトのメインバージョンを上げるというのは想定の範囲内ではなく、あくまでオプショナルなもの。パソコンだって10年前のパソコンに最新の Win7 をいれてもまともに動かないでしょ。それと同じ。製品サイクルが短いから気づきにくいかもしれないけど。(au なんか、一年以内に IS01 から IS06 まで(IS06 は春に出る予定)5つの実装が出るけど、やっぱり異常だろう)
問題はアップグレードではなく、脆弱性や不具合をいかに回復させるか。ぜロディ攻撃などで脆弱性に対するリスクは高まっているのに、組み込みでの対応は遅れがち。 Android では今のうちにインシデント・レスポンスの体制を整えておかないと(しかもバージョン別に対応する必要がある)、あとでどエラい苦労することになると思う。
(via hexe)
(via hexe)